【国内でもうひと手間】ラフエイジアの木製のクロックソムタム
日本の餅つきに使う、杵(きね)と臼(うす)にも似たこの道具。れっきとしたタイ料理用の調理器具です。
タイ料理の青パパイヤのサラダ「ソムタム」をご存じでしょうか?こちらは、そのソムタムを作るための調理道具なんです。
ソムタムは、タイ東北部イサーン地方の庶民的な料理で、地元イサーンの人たちが好む味は、唐辛子まみれで私たち日本人にはなかなか太刀打ちできない辛さということでも有名です。
唐辛子の量を少なくして程よい辛さにしたソムタムは、甘酸っぱくクセになる味で、ご飯やお酒がすすんでおかずにもおつまみにもなるのでタイ料理の中でも人気の料理で、タイ料理好きの中には、ソムタムが一番好きという方も多いはずです。
その青パパイヤのサラダ「ソムタム」を作るクロック(うす)は、木製と素焼きの2種類あります。
ラフエイジアのおすすめは、木製のクロック。
木製クロックのいいところ
木製だからできる、あのポクポクの音とちょうどいい食材の叩き加減。
素焼きより、木製の方が軽いこと。木材の中でも軽い種類で作られているようで持った印象にずっしり感がなく、女性でも片手で楽に持ち運びできる重さです。
天袋や吊戸棚など高い場所に収納しても、出し入れが苦にならず、万が一、落としても割れません。
そして、もしも不要になった時は、木製だと迷いなく燃えるゴミで出すことができます。
日本で一番きれいなソムタムクロックです!
そんな木製のクロックソムタムを、現地タイから輸入して検品した段階は、クロックの内側に、毛羽立ち(けばだち)、シミ、節が目立っていたり、加工時のへこみなど、仕上げの粗さがまあまあ目立っています。実はその状態が、タイでは一般的に流通する商品の品質レベル。
確かに、毛羽立ちやでこぼこなどは叩いて長く使っていれば、いずれ気にならなくなるでしょうし、調理に差しさわりがないなら問題はなさそうです。タイやアジアの商品をよく知っているなら、その粗さもよくあることと思える部分でもあります。
ですが、その粗さに個体差があるため、ラフエイジアでは商品の品質にバラつきをなくして一定に保てるよう、すべて日本の木工職人の技術による木工旋盤で内側を研磨しています。
その後、研磨した内側に食用油(クルミ油)でオイル仕上げを施して販売しています。
*ソムタムや食材に食用油の油や香りが移る量は使用していません。
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Around M(アラウンド エム)
加工前と後では一目瞭然。つるつるとした手触りで違いが分かります。
お客様に長く、気持ちよく、ご愛用いただける道具となるよう木製のクロックにはこうした国内加工のひと手間をかけて販売しています。
このように加工しているのはおそらく、ラフエイジアだけかもしれません。
タイと日本の職人技術で作られる木製のクロックソムタム。おそらく日本で一番美しいクロックソムタムなのではないでしょうか。
その甲斐あってか、販売以来ずっと再入荷が続く人気のタイの台所用品のひとつとして、ラフエイジアの定番アイテムです。
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ですが、内側の研磨加工をしていても、本体のフチにある油性マジックで書いてある号数のナンバーは食材に触れない箇所で、まわりの塗装も薄くはげ落ちてしまう恐れもあるので、そのままにしています。こちらは商品によって差異はございます。予めご了承ください。
にんじんのソムタム「ソムタムキャロット」の作り方
木製のクロックを使って作るソムタムのレシピです。
クロックを使うと、トントン、ポクポクという音とリズムでだんだんと気分が高揚して、いつもご機嫌で料理ができるんです。
にんじんが1本では足りないくらいに、一度で美味しくたくさん食べられますよ。
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材料(2人分)
・にんじん 1本
・いんげん 4本
・プチトマト 4個
・にんにく 1~2片
・唐辛子 1~2個くらい(量はお好みで調節してください)
・干しエビ 適量
・ピーナツ 適量
★調味料
・ナンプラー 大さじ1
・ココナッツシュガー大さじ1(なければ、三温糖や砂糖でもOK)
・ライム果汁(なければレモン汁でもOK) 大さじ2
作り方
- にんじんはソムタムピーラーなどで6~8cmの長さの細切り(千切り)に、インゲン豆は3~5cmぐらいの長さに、プチトマトはへたをとって半分に切る。
- 木製のクロックソムタムに、にんにく、唐辛子を軽く潰す。
- にんじん、いんげん、パームシュガー(ヤシ砂糖)を入れて叩きながら野菜をしんなりさせる。
- ピーナツ、干しエビ、プチトマトを入れて、下からすくうようにして叩きながら全体を混ぜ合わる。
- ナンプラー、ライム果汁を入れて、同様に下からすくうようにして叩きながら、全体を馴染ませる。
- 味見して、塩味、甘味、酸味を整えて、バランスがよければ完成。
必見!本場タイの屋台の腕前
トウモロコシのソムタム「ソムタム カオポート」を作っている様子です。
こちらのクロックは、素焼きのものを使っていて独特の音がしています。叩き方や力具合、調味料の量など参考にご覧ください。
ソムタムをつくるおかあさんの手際のよさ。これがもう、とっても美味しかった・・・。
木製クロックソムタムのおすすめの使い方
アウトドアやピクニックのご飯といえば、日本ではおにぎりやサンドイッチが定番ですが、タイでは家族や友達と大人数で涼しい滝の近くで、ソムタムともち米と焼き鳥を食べるのが定番なのだそうです。
準備はバスケットに、ソムタム用のクロック、包丁、調味料、ソムタムの食材を入れて、蒸したもち米と焼き鳥は家で作っていくか途中で買って、現地でソムタムをトントン、ポクポクと作って食べます。調味料も調理道具も少なくて、火も必要なく、準備も楽なうえ、食べ切れる分だけを作って食べ切る。食品ロスがなくて、いい方法ですね。
作っては食べて、足りないとまた作って、のんびりおしゃべりしたり水遊びしながら「もう充分」というまで作って食べるのが、タイのピクニック。そんな時に、軽くて割れない木製のクロックが良いらしいです。
ラフエイジアのクロックソムタムを買ったら、ぜひにんじんのソムタム「ソムタムキャロット」で、タイ式ピクニックもお楽しみください。